高所作業台の定期点検

定期点検(自主検査)とは

高所作業台の定期点検は、労働安全衛生法で義務付けられているものではありませんが、安全な作業のために定期的な点検が推奨されています。特に、高所作業車と構造が似ているため、年次点検(特定自主検査)に準じた点検を行うことが望ましいです

「始業前点検」「月例点検」「年次点検」を実施することにより、機械を安全管理または使用される方の事故防止のために、以下の定期点検を実施してください。

点検・検査区分実施時期結果の保管期間
作業開始前点検機械を使用する前作業しているあいだ点検票を保管
定期自主点検
(月例点検)
月1回点検票を3年間保管
特定自主点検
(年次点検)
年1回点検票を3年間保管(機械に実施済日時を貼付)

始業前点検

作業開始時に、設置場所の安全確認と作業者の指差し呼称

キャスターの確認・・・キャスタータイヤに異常ないか、ガタツキ、異音などないか。
アウトリガー張出の確認・・・水平器を確認して高所作業台を水平に設置。
水タンクの確認・・・指導線まで作動水があるか確認、水の汚れなど目視。
デコンプバルブの確認・・・デコンプバルブが水平方向へ閉まってる事を確認。
エアー抜きの確認・・・20Cmほど上昇させてエアー抜きピンを押して水が出ることを確認。
モーター作動の確認・・・モーター回転が正常か、異音などないかを確認。

定期月例点検

年次特定自主点検